テレフォン人生相談***自閉スペクトラム(ASD)傾向の67才女性のお悩みから自分と我が子を考える

最近、YouTubeでテレフォン人生相談をよく聞きます。
興味のある相談内容は、子育ての悩みで、反面教師として、自分の子育ての参考にさせていただいてます。

お悩みの中で、発達障害を持つお子さんの親御さんからのお悩みや10代・20代位の若い発達障害を持つ方からの相談はあるのですが、67才の女性のお悩みは珍しく私自身の特性と共通点があり、興味を持ちました。

テレフォン人生相談 67才 女性のお悩み

  • 自身のコミュニケーション能力の無さ
  • 高校生・社会人の頃に気づく
  • 周りにいい人がいるのに、つながりが持てない
  • つながりを持っても自分が離れたくなって続かない
  • 人の輪に入れない、入ってもいつの間に外れて行く自分がいる

上記のご自身の特性から、子供に悪影響があったのではないか。また、これから旦那さんにどう働きかけていったらいいのかが、今回のご相談でした。

回答者は、精神科医の高橋龍太郎先生

自閉スペクトラムは、遺伝負因が大きいが3人いるお子さんで、ご自身と似たような特性のお子さんはいないか?との質問に、相談者さんは、いないと答えていらっしゃいました。

高橋龍太郎先生それなら、お子さんへの悪影響はないので、問題ないとおっしゃっていました。

相談者さんは、友達はいらっしゃらないとのことで、旦那さんと上手くいかないと本当に一人でぽつんとなってしまうので、旦那さんを大切にするために、半年ぐらい旦那さんの話をよく聴いて、相手の思いを知る練習を半年ぐらいすれば、今よりも良い関係が築けるとの回答でした。

今回のテレフォン人生相談から我が身を振り返る

相談者さんの相談を聴いたときに、「私と同じだ」と思い、子供の頃を思い出して涙がでてしまいました。

67才女性相談者さんの特徴から、私自身の特性を考えて見ました。

  • コミュニケーション能力の無さ
    • 相談者さんの話を聴いていると、そんなにコミュニケーション能力が無いように感じないかもしれませんが、私は、この相談者さんの感覚がよくわかります。私も、初対面などそれほどコミュニケーション能力が無いようには、思われないのですが、何度会っても関係が深まらない。たぶん、相手の人もなんか話難いなと思われているだろうし、自分もその場から逃げたい気持ちなるのです。
  • 高校生・社会人の頃に気づく
    • 私の場合は、幼稚園の時に周りの子供に馴染めず、半年で不登校になり、結局、幼稚園をやめてしまいましたので、その頃から周りとの違いを感じていました。
  • 周りにいい人がいるのに、つながりが持てない
  • つながりを持っても自分が離れたくなって続かない
  • 人の輪に入れない、入ってもいつの間に外れて行く自分がいる
    • 私は、小学校・中学校でほとんど人と話をすることができ無かったのですが、いじめを受けたりすることはありませんでした。
    • 子供が生まれてからは、子供を通して知り合うママさん達ともママとも呼べるほど仲のいい人は出来ませんでしたが、行事など私を仲間に入れてくれたりして、みんな優しい方達でした。でも、中に入れいただいても深く付き合うことが出来ませんでした。
    • 自分でも、いつもこのままではいけない、自分から中に入っていかなければと考え、行動してみるのですが、なんだか、周りの人についていけなくなり、自然と人の輪から外れてしまっている。私がいると盛り上がらないのかな?私がいない方がいいのかな?なんて、思い始めるとなおさら輪に入ることが出来なくなってしまうのです。
  • ご自身の子供の頃の経験を元に、自分の子供がコミュニケーションで困らないように、子供の友達をたくさん家に呼んで子供がコミュニケーションをとるようにしていた
    • 私は、自分が子供時代、家庭の事情で、人を家に呼ぶことが出来なかったので、自分の子供にはそんな思いをさせたくなかったで、子供が友達を呼びたいと言った時は、OKしていました。
    • 我が家の次男は、3才の頃に自閉スペクトラムと診断を受けました。小さい頃は、かなり特徴が目立っていましたが、12才の現在は、周りの人には、自閉スペクトラムとはわからないと思います。
    • 自閉スペクトラムの軽度の場合、正直、一般の人には、表面的にはわからないと思います。先日もスクールカウンセラーの先生に、「次男は、学校が嫌いだから」とお話したら、「え!」と驚かれていました。学校にいるときは、声も大きく、ハキハキと受け答えして、楽しそうな雰囲気なので。でも、毎朝、学校に行きたくないと言います。自閉スペクトラムは、集団が苦手、苦痛なのです。

この相談者さんは、67才ですが、結局その年になってもコミュニケーションで悩み続けるんだなぁ~、と改めて実感しました。私も、現在52才ですが、やはり未だにコミュニケーションで悩んでいます。子供の頃よりは、ずっと楽になりましたが、やはり、子供の学校でのママさん達とのつながりなど未だに上手く出来ず悩みます。本当は、みんなも我慢しているのかな?嫌でも頑張って、ちゃんとコミュニケーションしているのかな?自分は、単に我が儘なのかな?などなど。

次男には、この先、悩みを抱えずに生きて行って欲しい。次男は、小さい頃に自閉スペクトラムの診断を受けたこともあり、療育を受けることもでき、幼稚園、小学校では、理解ある先生、クラスメイトの中で一人でいることが多くても、一人でいることを認めて貰え、いざという時は助けて貰え、仲間に入れて貰え、困ったりせずにいられると思う。もしかしたら、次男も、困っていて、私がそれを理解してあげられていないだけかもしれないけれど。

次男が、自閉スペクトラムの診断を受けるきっかけになったのが、1歳半検診の時から関わって下さった、保健師さんから、次男のようなタイプの子は、幼稚園に入ってから周りからみたら困っているように見えないけれど、本人の困り感は、すごくあると思うと言われたことです。

保健師さんは、他害行為や目立つ問題行動がある場合は、周りの人が気づいていろいろサポートが受けられるけれど、一人でおとなしくしているタイプは、周りの人は困らないので気づいて貰えず、サポートが受けられず、本人の困り感は、非常に強いと言われました。私は、その言葉聴いたときに、まさに、自分の子供の時だと思いました。勉強は、普通に出来るし、問題行動はとらない。ただ、大人しくほとんどしゃべらないだけ。周りの人は、困らないから放置される。もちろん、先生は、放置している意識は無いでしょう。ただ、目立たないから問題にも感じないだけ。

私は、次男に自分のような思いはさせたく無いと思いました。だから、診断を受け、療育を受けることが出来ました。今回のテレフォン人生相談の67才の女性も自分の子供に同じ思いをさせたくないと思い、子供の友達を家にたくさん呼んだりして、コミュニケーションの練習をさせたのだと思います。

最後に

この相談者さんや私の世代は、今のように療育が発達していなかったので、何の訓練も無く、サポートも無く集団の中に放り込まれ、どうすることも出来ず、困っていた子供がたくさんいたのではないかと思います。もしかしたら、今でも、たくさんいるのかもしれません。

子供が、成人するまでに18年間、大学を卒業することを考えても25年くらい。
その25年くらいの間に、無理解ゆえに、困ったり、他の人と同じように出来ない自分を責めたりして、傷つき、自己肯定感を持てずに育つと人生100年時代、残りの75年をその傷を抱え生きていかなければならないのです。
本当に子供時代というものは、それだけ大きな影響を与えるものなのだと改めて思いました。

今回の記事を読んで、発達障害で、周りに理解されないで困っている人、

発達障害で困っているお子さんの親御さんは、是非、こちらの動画見てください。

本田先生の長年の臨床経験から、実践的で、具体的なお話が聴けます。

目からうろこが落ちる感じです。

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